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松本太郎のブログです。 尺八の魅力を、多くの方にお伝えしたいと思っております。
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ザッハトルテというインストバンドがゲストに呼んでくれた。
私はいま古典ばかり勉強しているが、産まれはライブハウスである。ロック、フォーク、プログレ、なんちゃってジャズを随分やった。尺八という楽器で洋楽をやることにある時点で限界を感じて、すっかり国粋主義者になってしまった。

洋楽をやるということは尺八という楽器を平均律的な考えに無理やり当てはめることになる。一方、日本の音楽というものは、まず楽器のカタチがあり、それに沿った表現がうまれてくる。
まず音楽があり、それにそって楽器が進化する洋楽とは真逆の行き方を日本音楽はしてきた。でも今でも洋楽は大好きだし、出来る曲さえみつかればどこへでも出かけてゆく。
複雑なモードや移調に対応できなくとも音色による突破力はどんな洋楽器にも負けるとは思わないからである。

バンドをやっていたとき、何百という対バンの中で特に私の印象に残ったグループか3つあった。軍鶏礼讃、グリーンティー、それとザッハトルテ。8年ばかり経って今生き残っているのはザッハだけだ。
チェロのヨースケさんが私の音をイメージして”虚無僧円舞曲”を書いてくださり、今回その初演を果たすことができた。
彼らにしてみればメジャーデビューを果たし、何枚ものアルバムを送り出したこの長い年月、よくもしつこく覚えていてくれたものだと感涙を禁じえない。
ザッハのファンにも大変温かい歓迎を受けた。ザッハの音楽は人種を問わず全ヨーロッパ文化圏の民俗音楽を網羅している。その聴き手の感受性の豊かさを非常に強く感じた。

時流に流されずに、自分の好きな音をさがしている人々に改めて”ありがとう。”
私もまっすぐに進んでゆこうという勇氣をもらえました。
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